2007年10月27日

玉売り店巡り!

半年ぶりのうどん巡りということで、10/20に香川へ行ってまいりました。

ちなみに、この讃岐うどん巡りも「食べ歩き」しだしてからでも約10年、初体験から考えると12・3年くらいになります。
この間、有名店から無名店まで色々行きましたが、年をとったせいか(w、最近は好みも落ち着いてきて、だいたい行く店も固定化してきてました。
そのお店の方も、有名店はどんどん観光地化していき、最近は昔のようなどきどき感もなくなりつつあります。

ということで、このマンネリを打ち破るべく、今回はテーマを決めました。(発案はかどさんですがw)

ずばり「玉売り店巡り」!

玉売りとは、製麺所が茹で麺を玉にして1玉いくらで売ってるものですが、普通は業者さん(食堂とか)や近所の方々が買って帰って、それぞれ茹で直して食べるわけです。
なので、そもそも製麺所とはうどんを食べる場所ではなく、こういったうどん玉の販売を行う場所でした。

有名な山越もなかむらも、最初はこういった玉売り専門の製麺所から出発し、そのうち近所の人々がその場で食べるようになって、いわゆる「うどん屋さん」になっていったものです。

ということで、うどん屋さんの原点ともいえる玉売り専門のお店を選んでめぐってみることにしました。
選定はかどさんから教えてもらったサイトから辿って、ワタシが気に入ったものに目星をつけ、嫁さんに詳細を調査してもらいました。

もちろん、今回行く店は飲食店ではない純粋な製麺所(のはず)ですので、その場にはうどん玉以外何もありません・・・。
ということで、持参するわけです。アレを。(w

そして一番重要な点。
玉売り専門ということは、お店は決まった時間に一度にどばっと茹でてせいろに並べていくわけです。
ということは、この茹で立てを逃せば、あとは刻一刻とゾンビ麺へと変化していくわけです。
ええ、タイミングがすべてです!
下手すれば、全店ゾンビ麺でorzな状態になることも、覚悟しなければなりません。(ほんとに
まさに賭けです。勝つか負けるか!?

では出発!


午前5時前に自宅を出発し、岡山でかどさんを拾い、瀬戸大橋を渡って坂出~善通寺と現地へ向かいます。


善通寺ICそばでぽす号に同乗してきたメロソ氏、コージィさん、そしてぽすさんと合流。そのまま善通寺にある一軒目のお店に向かいます。


一軒目、「大川製麺所」です。
い・・・いきなり激しい外観です。(汗
この暗闇の奥にはナニが待っているのでしょうか?
恐ろしい大将でしょうか?
やっぱり「あぁ?うどん!?そんなもんないでぇ!」とか言われるんでしょうか。。。(汗


恐る恐る中に入っていきます。
奥の「うどん」の暖簾だけが頼りです。(w


奥の部屋は案の定、製麺所になっており、おばちゃんがひとり黙々と作業してます。

「うどん玉もらえますか~?」と声をかけてみると、やさしそうな声で答えてくれました。
ああ、よかった。なんとか食べられそうだ。。。
しかも、今からゆでてくれるそうです!
ええ、何分でも待ちますとも(w


さっそく持参した「アレ」を用意します。
マイどんぶり、箸、山越醤油、カットねぎ、しょうが、おろし金、一味。
う~ん、完璧(w


しばらくすると、おばちゃんが「ちょっと手伝って~」と外に出てきました。
「腰が痛いでな」と言いながら、一緒に隣のシャッターを開けると、中は小奇麗な飲食スペースが!

あ・・・あれ???


中に入ると、おばちゃんが「そっちに電気あるけん、つけてな」と。はい、お手伝いお手伝い。
早速、奥の物置にあったスイッチを入れると、飲食スペースが明るくなりました。
よく見ると、中にはテーブルどころか、ちゃんと箸も醤油もおいてあります。
壁には「かけうどん」「ぶっかけ」などの張り紙が・・・

・・・どうやら、時間帯によってはうどん屋さんとしてやってるみたいですね。(w


せっかくのマイどんぶりもコレでは出番がありません。
お店のどんぶりに綺麗に盛り付けられた、ぶっかけうどんがでてきました。


茹で立て、絞めたてのうどんです。
まずい訳がありません!
がっしりしたコシの麺にちょっと甘めのダシ。
旨い!!!
しばし、至福のときを味わいます。ほんとに、こういう偶然の感動は行って見ないとわからないと思います。

ということで、ちょっと予想外の展開でしたが、一軒目から大当たり。
シチュエーションは言わずもがな、おばちゃんはいい人だし、うどんは旨いし、県外客なんて私ら以外だれもいない。最高です。


ということで、2件目。一軒目からすぐ近く、善通寺市金蔵寺町にある「いなりや食料品店」です。
ええ。食料品店。(w

今まで米穀店は見たことあっても、食料品店はさすがに初めてです。


まさに玉売り専門って感じの看板です。


真向かいはJR金蔵寺駅です。無人駅なんで全くといっていいほど人はいません。
あ、かどさんによると、道沿いに一人不思議なおばあちゃんがいて話しかけられたそうですが、ワタシはしゃべってませんのでよくわかりません。(謎


食料品店の中に首を突っ込んで、「うどんありますか~?」と聞いてみると
中から大将とおばちゃんがでてきて、先に注文入ったうどんを湯がいとるとかで
しばらくは無理らしい。
まぁ、これも玉売り店ならではですな。
次の茹で上がり時間をしっかり聞いて、一旦次の店へ行くことにしました。


3件目は詫間町まで行って「道久製麺所」です。
住宅街真っ只中。細い道ばっかりで、ナビがあっても少し迷ってしまいました。
全く宣伝効果を考えてない立地もまた製麺所らしいということで。(看板はでかいけど)

・・・というか、開いてるの?この店。(汗


恐る恐るドアを開けてみると、中では忙しげにうどん作り真っ最中でした。
あぁ、よかった~(w


例によって、各自マイどんぶりに直接、絞めたてのうどんを入れてもらいます。
うまそ~


な、なに!?このエッジ!!!
見るからに鋭さが伝わってきます。
ここまでのは初めてみたかも・・・(汗


醤油としょうが、ねぎを乗せて、思いっきりすすります!

見た目も鋭かったですが、舌触りも見た目以上。
明らかに今までのうどんの感触と違います。(マジで
鋭いエッジにちょっとざらっとした表面が合わさって、不思議な喉越しです。これはいいかも。
コシもけっこうがっしり系。
こういう系統は正直初めてかもしれません。旨いです。はい。


みなさんも無言でひたすらすすってます。(w
ちょっと遠いけど、また来たいですね~


ということで、再び2軒目の「いなりや食料品店」に戻ります。


ちょうどうどんも茹で立てで、すかさずマイどんぶりを手渡してうどんを入れてもらいます。


ちなみに、店内は見てのとおり「食料品店」。
ウソはついてません。(w


店の前で立ち食いでもしようかと思ってたら、大将が中で食べてもいいよと言ってくれましたので、
製麺所側へおじゃましました。


中ではおばちゃんたちがお弁当の仕込みを一生懸命されてます。
どう見ても作業場。
土間に置いてあったいすに座って食べましたが、こんなシチュエーションでうどん食えるのも、こういった店の楽しみです。


土間の横の製麺所では、大将がうどんを湯がいてます。
色々しゃべりかけてくれたりして、いい人たちでした。^^;


うどんはこれまた、すごい触感。
さきほどの道久とは正反対の、つやつや、ふんわり、びよーん系(意味不明)です。
とにかく、舌触りがつるつるでやわらか。でもゴムみたいに粘るコシ。
これまた初めての系統です。
それにしても、こんなに色々なバリエーションが楽しめるとは・・・。

玉売り店には、それぞれの地域オリジナルのうどんがそのまま残ってる感じが非常にします。


4軒目・・・ではありません。
みなさん、ご存知山越です。
大行列かと思いきや、今日はそれほどでもないようです。
でも、どちらにしろ今回我々には関係ありません。それは・・・・


横の持ち帰り用勝手口から入って・・・


ええ、ダシの仕入れです。(w
家用やお土産用ももちろんありますが、そのためだけにわざわざ来ません。


高松市まで戻り、コトデン仏生山駅のそばを通り過ぎて・・・
(このあたりは某コーディネーター氏の実家そばだそうで)


着きました。4軒目、「植田米穀店」。
ここも完全に玉売り専門。谷川米穀店と違って、明らかにお米メインです。


店内の隅っこにはうどん用の小麦粉、みどりあひると雀が置いてあります。

ところが、訪れた時間が遅かったようで、製麺時間はとっくに終わってしまっていました。
残ってるうどんも時間がたって固まりになったものが数玉しかないそうで、残念ながらここは撤退。
まぁ、こういうこともあるさっ。
というか、ここまでが幸運すぎたんです。ほんとに。(w
さ、次行こう、次!


5件目も仏生山近辺です。
店名は「橋本農機具」。
食料品店に次は、の、農機具ですか!!(汗

で、地元民メロソ氏先導で到着したのがココ。
ファミマ??


オモテに回りこんでみると、廃屋かと見間違うような古い民家。
人の気配がありません。。。
メロソ氏がいうにはココで間違いないそうです。


みんなの注目の中、ぽすさんが突入します。。。(怖


中に入ってみると、奥ではおっちゃんたちがうどん作りの最中でした。
ああ、よかった。
さすがに初めてでこの店に一人で入る勇気はないかも(w


店内というより、ただの土間ですが、このノスタルジー感。すばらすぃです。
今回の中で、シチュエーション的には最高点かも。
まだこういう店が残ってることに、ただただ感謝です。


一応、土間にパイプ椅子と持ち帰り用の醤油がありました。
たかのつめも持ち帰り用だろうか??


例によって、マイどんぶりにうどんを入れてもらいます。
今回も茹で立てのようです。(ニヤリ
見かけはいなりやのような、つやつや、ふんわり系です。
さて、醤油をかけて・・・


ではなく、先ほど仕入れた山越のかけダシを投入!
こ、これはウマソ~なかけうどんです!!

たべてみると、やはり硬コシ系ではなく、ぷにぷに・ちょっと柔らかめの麺です。
でも柔らかいのにコシ・粘りがある。ワタシの好みです。
こーいう麺はずるずる~っといけます。
麺もダシも旨い!!


近所のお客さんが玉を買いにきてました。
こういう風景もいいもんですな~
なんでウチの近所にはないんだ!!!!(w


食後、外に出て改めて外観を見てみますが、やはりどこにも看板どころか名札もない。
近所の人しか行き様のない店ですな。ほんとに。
この店に比べると、今まで「これはディープだ~」と思ってた名店の数々がかすんで見えます。


さて、ラストです。
6軒目、「優作」です。
え?普通のうどん屋さんに見える?
ええ、そうなんですが・・・


横に回ってみると、宮西製麺所の看板。
こちらが、玉売りのみの製麺所で、そこがやってるうどん屋さんが優作というわけです。
まぁちょっと反則ですが(w
ネットでの評価がよかったもので。


中は一般的なセルフ店です。
どんぶりで玉数を指定するタイプです。


ここで店のおばちゃんに温めるんか、そのままかを告げます。
暖めるならてぼ(網)にうどんを入れてもらって、自分であたためます。
そのままなら、どんぶりに直接入れてもらいます。


オプションのてんぷら類も色々あります。
余裕ないので、食べませんでしたが(w


うどんはこちらも、細めのにゅるにゅるびよ~ん系で、ずるずるいけるタイプです。
麺はなかむらに非常に近い気がします。
ダシは暖かいのしかありませんでしたが、いりこの香りがだいぶ強いタイプです。
好き嫌い分かれるかもしれませんが、けっこう旨かったです。
冷たくすればもっと美味しいのになぁと思ったり。。


食後は、いつもの終着点、高松市内某交差点でしばし休憩。
しばらくするとタッキーさんも来られ、さらにだべりオフへと。
ここで個人的にはちょっと嬉しいお土産をゲット。
もちろん、うどんじゃないですよ(w
その後、タッキーさんはお仕事があるとかでまた抜けられました。


最後は近くにあるYOUMEタウンのパフェで締め。
丸一日、醤油系の味ばっかり食べてるので、甘いものがひときわ旨いです^^;

ということで、ここでお開き。
各自解散となりました。
ウチは、かどさんを再びトランク・・・・いやいや、リヤシートに乗せて岡山へ出発です。
途中、ETCが不調でゲートが開かなかったり、ちょっとヒヤリとしましたが・・・


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今回、玉売り巡りということで、イチかバチかの挑戦でしたが、運よく植田以外はすべて食べることができました。
しかもゾンビうどんなし。
ちなみに優作以外は、一玉65円前後です。63円とか。間違っても100円なんてありえません。

行くまでは、本気でハズレ連続を覚悟してたので、ありがたいことこの上ありません。
さすがに誰にでもオススメできるツアーではないですが、普通のうどんや、色物オプションに飽きた方は、ぜひ挑戦してみることをおすすめします。
新しい世界が開けるかも(w

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